MT4では成行注文、指値注文、逆指値注文、IFD(イフダン注文)、OCO注文、IFO注文などの注文方法を利用することができます。今回は「MT4新規注文の発注方法」について解説します。
1.成行注文を発注する方法
成行注文とは?
売買価格を決めずに、売買をする時の価格で注文する方法のことを言います。最も基本的な注文方法であり、オーソドックスな注文方法です。
「注文発注画面」を開きます。
発注したい通貨ペアを選びます。
気配値で表示している通貨ペアが選択肢に出てくるので、この中にない通貨ペアで取引をしたい場合は、気配値に希望の通貨ペアを表示させる必要があります。
発注する通貨の数量を決定します。
海外FX業者
- 1lot=10万通貨
- 0.01lot=1000通貨
国内FX業者
- 1枚=1万通貨
画面左に表示されているチャートを見て、売買したい価格で「買い」「売り」を選択します。
- 青のグラフ → 「買い」
- 赤のグラフ → 「売り」
- グラフの差分 → スプレッド
発注後、注文がうまくいくと「完了しました。」と発注した内容と価格が表示されます。
ターミナルウィンドウに成行注文で発注した保有ポジションの情報が追加されています。
- 注文番号
- 注文時間
- 取引種別(「buy=買い」「sell=売り」)
- 数量(lot表示)
- 通貨ペア
- 価格
- 手数料
- スワップ
- 損益
2.指値注文を発注する方法
指値注文とは?
売買価格を決めて、その価格になった時に注文する方法のことを言います。「今よりも安い価格で買いたい」「今よりも高い価格で売りたい」というより条件の良い状態を待つ注文方法です。
「注文発注画面」を開きます。
発注したい通貨ペアを選びます。
発注する通貨の数量を決定します。
「成行注文」から「指値または逆指値注文」に変更します。
注文種別で「Buy Limit(買い指値)」「Sell Limit(売り指値)」を選択します。
指値注文をしたい価格を入力します。
- 「Buy Limit(買い指値)」 → 現在のレートよりも安い価格
- 「Sell Limit(売り指値)」 → 現在のレートよりも高い価格
という形で今よりも条件の良い値を入力する必要があります。
現状のレートと近い価格では発注できません。
有効期限を設定します。指値注文はその値にならなければ発注されないので、注文が有効な期限を決めることができるのです。
注文が確定すると指値注文の内容がターミナルウィンドウに表示されます。
3.逆指値注文で発注する方法
逆指値注文とは?
今よりも条件が悪くなったら、発注する形の指値注文です。通常、指値注文はいまのレートよりも条件が良くなったら発注するものなのですが、逆指値注文は「今よりも高い価格になったら買いたい」「今よりも安い価格になったら売りたい」場合に使う注文方法です。トレンド発生時に買い増すための注文方法と言えます。
「注文発注画面」を開きます。
発注したい通貨ペアを選びます。
発注する通貨の数量を決定します。
「成行注文」から「指値または逆指値注文」に変更します。
注文種別で「Buy stop(買い逆指値)」「Sell stop(売り逆指値)」を選択します。
逆指値注文をしたい価格を入力します。
- 「Buy stop(買い逆指値)」 → 現在のレートよりも高い価格
- 「Sell stop(売り逆指値)」 → 現在のレートよりも低い価格
指値注文と同じように逆指値注文の有効期限を設定できます。
現状のレートと近い価格では発注できません。
注文が確定すると逆指値注文の内容がターミナルウィンドウに表示されます。
まとめ
- 成行注文
- 指値注文
- 逆指値注文
はFXトレードでの基本の新規注文の発注方法です。MT4は一部英語で書いてある部分があるのではじめは戸惑うかもしれませんが、数回トレードしてみればすぐに習得できるかと思います。
海外FX業者のデモ口座で試してみるのも一つの方法です。