MT4チャートの操作方法。完全解説

graphline128_128MT4で最も利用しなければならないのが「チャート操作」です。今回はMT4のチャートの操作方法について解説します。

チャートとは?

FXトレードをしている方、海外FXを検討している方に「チャートとは?」を解説する必要はないかと思いますが、念のため解説すると

チャートとは

通貨ペアごとの取引価格がリアルタイムで表示されるグラフのこと

を言います。

MT4を起動させると、デフォルトの画面では「EUR/USD」「GBP/USD」「USD/CHF」「USD/JPY」4つのチャートが表示されています。

FXトレードをするためには、このチャートを自己流にカスタマイズしながら使いこなす必要があります。とくにテクニカル分析でFXトレードをする投資家にとっては、チャート操作というのは必要不可欠なスキルなのです。

ひとつずつ解説していきます。

チャートを新規追加する方法

メニューバーの「ファイル」から「新規チャート」を選びます。

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「新規チャート」をクリックすると、通貨ペアが表示されるので表示したいチャートの通貨ペアを選択します。

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今回は「EUR/JPY」を表示させてみます。

新しいチャート「EUR/JPY」が表示されました。

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ここで選択できる通貨ペアは気配値に表示されている通貨ペアになります。ここに表示したい通貨ペアがない場合には、気配値表示に希望の通貨ペアを表示させてから、「新規チャート」を選ぶ必要があるのです。

「AUD/NZD」というマイナー通貨を表示させたい場合は

メニューバー「表示」→「通貨ペアリスト」を選びます。

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「AUD/NZD」を探します。アイコンの色がグレーになり、非表示状態になっているので、選択したまま「表示」を押します。アイコンの色が黄色の表示状態になっているはずです。

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「新規チャート」をクリックすると通貨ペアに「AUD/NZD」の選択肢が増えています。

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チャートを整列する方法

チャートを追加していくと、どんどん過去のチャートに積み重なるように表示されてしまうので、これでは見に行くくなってしまいます。ここで利用するのが「ウィンドウの整列」です。

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メニューバー「ウィンドウ」→「ウィンドウの整列」を選択します。

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「ウィンドウの整列」をクリックすると現在有効なチャートが同じ大きさに等分されて表示されます。6つチャートが開いていれば、6等分で表示されます。よほど、パソコンのディスプレイが大きくなければ6等分が限界でしょう。

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チャートを削除する方法

チャートの削除は簡単です。チャートの右上に「×」マークがあるので、これをクリックすればチャートは削除されます。

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チャートの色を変更する方法

チャートを利用してトレードをする時には、「色」というのも大事な要素となってきます。テクニカル分析をする上で、わかりやすい色でチャートを見るというのは欠かせない要素なのです。

チャート上で右クリックをして「プロパティ」を選択すると「色の変更」が表示されます。

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自分の好みに合わせて色を変更します。私の場合は、黒背景よりも白背景の方が見やすいので白背景に合わせて、ロウソクの色なども変更します。これは個々人の見やすさに合わせれば良いでしょう。黒背景の方が目が疲れないという方も多いのです。

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こうなります。

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チャートの設定をデフォルトに設定する方法

試行錯誤して色の設定ができたら、これをデフォルト設定に変更する必要があります。デフォルト設定にしておかないと、次に新しいチャートを作った時にまた同じ作業をしなければなりません。

カスタマイズしたチャートを選択した状態で「チャート」→「定型チャート」→「定型として保存」を選びます。

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保存する時にテンプレートの名前を「default.tpl」にします。

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これだけで、新規チャートを新しく作ったとしても、同じカラー設定のチャートが表示されます。

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チャートに矢印・ライン・図形を表示させる方法

テクニカル分析では、チャート上に図形を表示させるケースが少なくありません。高値のラインを引いたり、レンジのボックスを長方形で囲ったり、使い方は様々です。チャートに矢印・ライン・図形を表示させる方法を解説します。

メニューバーの「挿入」→「矢印類」→「サムズ・ダウン」をクリックすると矢印の種類が表示されます。

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例えば、「サムズ・ダウン」をクリックして、チャート上に表示させたい点をクリックすれば「サムズ・ダウン」が表示されます。

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当然、矢印を表示させることも可能です。「上向き矢印」「下向き矢印」の場合の表示はこうなります。

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矢印をダブルクリックすると「大きさ」や「色」を変更することができます。

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同じようにメニューバーの「挿入」→「ライン」→「垂直線」を選択すれば、チャート上に線を引くことができます。

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「垂直線」の場合

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「水平線」の場合

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「トレンド」の場合

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「ライン」をダウブルクリックして、選択状態にした上で右クリックをすれば「削除」や「色の変更」が可能になります。

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同じようにメニューバーの「挿入」→「図形」→「長方形」を選択すれば、チャート上に長方形を作ることができます。

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「長方形」をダウブルクリックして、選択状態にした上で右クリックをすれば「削除」や「色の変更」が可能になります。

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まとめ

基本的なチャートの使い方は以上になります。

チャートへのインジケーターの表示などは他のページで解説します。

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