海外FXをする上で少しわかりにくくなってしまうのがpips/lotというトレードの単位が日本国内と呼び方が違うことです。
「あれっ1pipsでユーロだといくらなんだっけ?」
「ロスカットレベルが20%の海外FX業者で損切りを20pipsにしたら何ロットまでトレードできるだろう」
・・・
と中級者以上で慣れてくれば自然と頭に入っているものですが、どうでない場合も多々あります。今回はこれらの計算を手伝ってくれるシミュレーター(計算機)を紹介します。
計算機の前におさらい
pipsとは
pipsは通貨によって値が異なります。
- 米ドル/円 → 0.01円(1銭) = 1pips(pip)
- ユーロ/米ドル → 0.0001米ドル = 1pips(pip)
米ドル/円の買いで116.80円から116.90円になれば10pipsの値動きということになります。
lotとは
lot(ロット)は日本のFX業者と海外FX業者で単位が異なります。
- 国内業者 1lot(ロット) → 1万通貨(1枚)
- 海外業者 1lot(ロット) → 10万通貨(10枚)
になります。海外FX業者のMT4で0.01lotの取引をするということは、1000通貨取引のことを意味します。
pipsあたりの儲けを計算してくれる「pips計算機」
pips計算機
日本語訳
Pip Amount : 何pipsでいくら儲かるのか?を計算するのか
Currency Pair : トレードをする通貨ペア
Trade Size : 取引量(1ロット=10万通貨取引)
Results In : 結果を表示する通貨
Calculate: 計算する
Pip Value: 何pipsでいくら儲かるのか?の結果
例
- 1pips:1lot:米ドル/円 → 1,000円の儲け
- 20pips:5lot:ユーロ/米ドル → 119,080円の儲け
リスクポジション計算機
日本語訳
Account Currency : 口座通貨
Account Balance: 口座残高
Risk Percentage : リスクの許容率
Stop Loss in Pips : 損切り設定pips
Currency Pair : トレードをする通貨ペア
Amount at Risk: リスクの金額
Position Size in : トレード可能な取引量(通貨表示)
Standard Lots : トレード可能な取引量(1ロット=10万通貨取引)
例
- 円口座:10万円:リスク許容率80%(必要証拠金率20%):損切り10pips:米ドル/円 → リスクは8万円、8ロット(80万USD)の取引まで可能
まとめ
pips計算、lot計算などは慣れてくれば自動的に頭の中で処理できるものですが、初心者の間は計算機などを使って、計算することになれると良いでしょう。