海外FXでも自動チャート分析ツール「オートチャーティスト」が使える!「オートチャーティスト」の使い方と「オートチャーティスト」が使えるおすすめ海外FX業者

徐々に存在感を強めているFXトレードの分析ツールに「オートチャーティスト」というものがあります。海外FX業者でも、徐々に「オートチャーティスト」を採用する業者が増えてきました。今回は、海外FX業者でも使える「オートチャーティスト」の使い方、おすすめの海外FX業者について解説します。

自動チャート分析ツール「オートチャーティスト」とは?

「オートチャーティスト」とは

何十種類とあるFXの通貨ペア、CFDを常時ウォッチして、チャートパターンが出現したら、通知してくれた上に「その後の値動きがどうなるか?」「どの価格をターゲットにすべきか?」を教えてくれる分析ツールのこと

を言います。

FXトレードで利用される「テクニカル分析」には、大きく分けて

  1. テクニカル分析指標(移動平均線、ボリンジャーバンド、一目均衡表など)を表示して、今後の値動きを予想する方法
  2. チャートパターン(トレンドライン、ダブルトップ、フラッグ)を見つけて、今後の値動きを予想する方法

の二通りがあります。

前述した

テクニカル分析指標(移動平均線、ボリンジャーバンド、一目均衡表など)を表示して、今後の値動きを予想する方法

海外FXの場合は、MT4/MT5にインディケーターを表示させれば、すぐにできるトレード手法であり、何千種類ものインディケーターがMT4/MT5では利用できるので、選択肢が豊富であり、半自動的にテクニカル分析指標のチャートは表示されるので、導入しやすい「テクニカル分析」と言えます。

しかし、

チャートパターン(トレンドライン、ダブルトップ、フラッグ)を見つけて、今後の値動きを予想する方法

も、「テクニカル分析」からは外せない要素であることは間違えありませんが・・・

  • 投資家自らがチャートパターンを見つけなければならない
  • 投資家自らがチャートパターンを書かなければならない
  • 投資家自らがチャートパターンを見つけた後にどう値動きするかを予想しなければならない

デメリットがあるのです。

そのため、

  • 投資家はチャートパターンを見つけるためにパソコンに張り付かなければならない
  • 投資家が自分でチャートパターンを見つけられる通貨ペアは6個のチャートが限界

という弊害も出てきます。

結果として、チャートパターンをフル活用している投資家は少なく・・・

  • テクニカル分析指標の精度を高めるためだけに使う
  • 水平線・レジスタンスライン・サポートライン・トレンドラインなどわかりやすいものだけ利用する。

ことが多いのです。

その中で登場した画期的なFX分析ツールが

自動でチャートパターンを検出・分析するツール「オートチャーティスト」

なのです。

「オートチャーティスト」は何ができるの?

「オートチャーティスト」の機能には以下のものがあります。

  1. 登録されているすべての外為商品・CFD商品をウォッチする
  2. 自動的にチャートパターンを検出する
  3. チャートパターンを描く
  4. 狙うべきターゲット価格や方向を示す

です。一つずつ解説していきます。

その1.登録されているすべての外為商品・CFD商品をウォッチする

「オートチャーティスト」では、「オートチャーティスト」を採用しているFX業者の取り扱い商品のチャートをすべてウォッチすることができます。

Tickmillの場合

  • FX:62通貨ペア
  • CFD:38商品

が「オートチャーティスト」で常時ウォッチされています。

今後、仮想通貨や債権、先物商品、金・プラチナまで広がっていくでしょう。

人間の目ではチェックできない、100種類を超えるチャートを常時ウォッチして、「チャートパターンが出現していないか?」を投資家の代わりに探知してくれるのが「オートチャーティスト」です。

チャートパターンを探知するとメールで通知してくれる機能もあります。

その2.自動的にチャートパターンを検出する

100種類以上のチャートを常時ウォッチして、チャートを検出してくれます。

検出できるチャートパターンは

チャートパターン

  • Ascending Triangle(上昇三角型)
  • Channel Down(チャネルダウン)
  • Channel Up(チャネルアップ)
  • Descending Triangle(下降三角型)
  • Double Bottom(ダブルボトム)
  • Double Top(ダブルトップ)
  • Falling Wedge(下降ウェッジ)
  • Flag(フラッグ)
  • Head and Shoulders(ヘッド・アンド・ショルダー・トップ)
  • Inverse Head and Shoulders(ヘッド・アンド・ショルダー・ボトム)
  • Pennant(ペナント)
  • Rectangle(長方形)
  • Rising Wedge(上昇ウェッジ)
  • Triangle(三角形)
  • Triple Top(トリプルトップ)
フィボナッチチャートパターン

  • 3ポイントリトレースメント
  • 3ポイントエクステンション
  • ABCD
  • スリードライブ
キーレベル
  • サポートライン
  • レジステンスライン

など多岐にわたります。

その3.チャートパターンを描く

検出したチャートパーンをチャートに自動的に描写してくれます。

検出したチャートパーン例

チャネル・アップ

チャネル・ダウン

三角形

上昇ウェッジ

下降ウェッジ

ガートレー

フラッグ型

スリードライブ

ペナント型

ヘッド・アンド・ショルダー・ボトム

ABCD

レジスタンス

サポート

その4.狙うべきターゲット価格や方向を示す

「オートチャーティスト」が描いたチャートパターンを見ていただければわかる通りで「どちらの方向に動くことをチャートパターンは示しているのか?」「どの価格帯を狙うべきか?」も示してくれます。

例:ユーロ/香港ドル:30分足「ペナント型」

「ペナント型」とは

三角形が形成されるチャートパターンで、徐々に三角形の頂点に向かって閉じていきます。三角形から上部にはみ出したときに強い上昇トレンドが発生するチャートパターンです。

「オートチャーティスト」では

  • 向かうべき方向
  • 狙うべきターゲット価格

が「グレー」で表示されます。

今回の例では

  1. 現状レートが「9.0987」
  2. 方向としては「買い」ポジションを持つべき
  3. 灰色のゾーン「9.1266」がターゲット
  4. それ以上の上昇も狙える

ということがわかります。

「オートチャーティスト」で本当に勝てるの?

「機能はわかったけど「オートチャーティスト」を使って本当に勝てるの?」

と多くの方は考えるはずです。

「オートチャーティスト」は、統計データを公開しています。

「オートチャーティスト」統計データ

全体

勝率:66%(48154回中31591回が成功)

となっています。

3回に2回は予想で通りに行くのですから、十分に勝てる勝率と考えて良いでしょう。統計データの分母である試行回数も、48154回ですから、統計データとしては十分な精度を持っています。

さらに、「オートチャーティスト」では様々なシチュエーション別の統計データも公開してます。

チャートパターン別の勝率

チャートパターン 取引数 成功数 勝率
上昇三角型 1968 1406 71%
チャネルダウン 3599 2597 72%
チャネルアップ 3926 2903 74%
下降三角型 1655 1148 69%
ダブルボトム 163 132 81%
ダブルトップ 149 114 77%
下降ウェッジ 3913 2548 65%
フラッグ 1885 1298 69%
ヘッド・アンド・ショルダー・トップ 254 214 84%
ヘッド・アンド・ショルダー・ボトム 251 210 84%
ペナント 4142 2200 53%
長方形 313 248 79%
上昇ウェッジ 4278 2833 66%
三角形 21656 13738 63%
トリプルトップ 2 2 100%
合計 48154 31591 66%

時間足別の勝率

チャートパターン 15分足 30分足 1時間足 4時間足 12時間足
上昇三角型 72% 71% 71% 72% 80%
チャネルダウン 72% 72% 75% 73% 33%
チャネルアップ 73% 75% 76% 74% 84%
下降三角型 70% 70% 67% 63% 56%
ダブルボトム 84% 72% 79% 100% 100%
ダブルトップ 73% 88% 81% 57% 100%
下降ウェッジ 63% 66% 67% 72% 81%
フラッグ 68% 69% 68% 77% 83%
ヘッド・アンド・ショルダー・トップ 86% 84% 84% 70%
ヘッド・アンド・ショルダー・ボトム 86% 79% 85% 87%
ペナント 50% 59% 56% 54% 55%
長方形 80% 79% 78% 70%
上昇ウェッジ 65% 69% 68% 62% 79%
三角形 62% 65% 65% 66% 69%
トリプルトップ 100% 100%

取引時間別の勝率

チャートパターン 0:00 1:00 2:00 3:00 4:00 5:00 6:00 7:00 8:00 9:00 10:00 11:00 12:00 13:00 14:00 15:00 16:00 17:00 18:00 19:00 20:00 21:00 22:00 23:00
15分足 45% 56% 59% 64% 69% 69% 75% 78% 77% 75% 73% 73% 67% 67% 70% 66% 68% 59% 57% 50% 42% 45% 42% 39%
30分足 53% 52% 59% 67% 70% 66% 74% 79% 76% 72% 70% 74% 72% 68% 72% 71% 70% 64% 64% 58% 55% 52% 52% 49%
1時間足 64% 57% 64% 67% 69% 68% 66% 67% 72% 71% 64% 74% 70% 63% 68% 67% 71% 72% 71% 64% 59% 70% 57% 57%
4時間足 68% 66% 66% 72% 70% 60%
12時間足 69%

※「GMT+3」は、今回例に挙げている海外FX業者の本社時間です。日本時間で考えるのであれば、日本は「GMT+9」ですので、6時間追加して考える必要があります。

「オートチャーティスト」全体の勝率は66%ですが・・・

  • 勝率の高いチャートパターンに絞る
  • 勝率の高い時間足に絞る
  • 勝率の高い取引時間に絞る

ことができれば

70%、80%と高い勝率で「オートチャーティスト」を利用することができるのです。

儲けるための「オートチャーティスト」の使い方

手順その1.勝率の高い取引時間でトレードする

前述した通りで「取引時間別の勝率」を見ると

  • 「GMT+3」で勝率の高い時間帯:12時~16時 → 70%超が多い

となっています。

  • 日本時間(「GMT+9」):18時~22時

ですから、この時間帯を狙って「オートチャーティスト」を使います。

手順その2.勝率の高いチャートパターンに絞り込む

チャートパターン別の勝率を見ると

勝率が70%を超えているのは

  • チャネルダウン:72%
  • チャネルアップ:74%
  • ダブルボトム:81%
  • ダブルトップ:77%
  • ヘッド・アンド・ショルダー・トップ:84%
  • ヘッド・アンド・ショルダー・ボトム:84%
  • 長方形:79%

今回のトレードでは、このチャートパターンが検出されたときのみトレードする形を取ります。

チャートパターンの検出は「オートチャーティスト」に頼るとしても、どの「チャートパターン」が現れたときに、値動きがどうなるのか?の基本的な考え方は抑えておきましょう。

チャネルダウン/チャネルアップ

ダブルボトム/ダブルトップ

ヘッド・アンド・ショルダー・トップ/ヘッド・アンド・ショルダー・ボトム

長方形

手順その3.勝率の高い時間足を絞り込む

時間足別の勝率

を見ると

  • 15分足
  • 30分足
  • 60分足

が高い勝率と考えて良いでしょう。

チャートパターンによっては、4時間足、12時間足の方が勝率が高いものもありますが、時間足が長くなると勝率が下がるものも増えるため、「15分足、30分足、60分足」の3つに絞って構いません。

手順その4.品質スコアが高い順に並び替える

「オートチャーティスト」では、トップ画面に

現在トレードできる有効な「チャートパターン」が一覧表示されます。

ここの見出しのところに「品質」というものがあります。

「品質スコア」

品質スコア 取引数 成功数 勝率
10 724 485 67%
9 1424 1066 75%
8 2605 1964 75%
7 3690 2722 74%
6 5298 3881 73%
5 6512 4451 68%
4 7838 5016 64%
3 8057 5042 63%
2 6874 4042 59%
1 4233 2411 57%
0 899 511 57%

「品質スコア」は、「オートチャーティスト」が過去の統計データから、そのチャートパターンの精度を10段階で示したものです。

勝率70%を超えるのは、「6」「7」「8」「9」ですから、

「6」以上

を狙うために、この一覧を「品質スコア」の高い順でソート(並び替え)します。

※「10」の勝率が67%と若干減っていますが、「10」という評価のパターンが少なく、母数が少ないため、誤差が出ているものだと考えられます。

手順その5.有効なチャートパターンから条件にあったものを選ぶ

一覧の有効なチャートパターンから

チャートパターン

  • チャネルダウン
  • チャネルアップ
  • ダブルボトム
  • ダブルトップ
  • ヘッド・アンド・ショルダー・トップ
  • ヘッド・アンド・ショルダー・ボトム
  • 長方形

時間足

  • 15分足
  • 30分足
  • 60分足

品質スコア

  • 6以上

を見つけて、採用するチャートパターンを決定します。

手順その6.採用したチャートパターンの指示通りにトレードする

今回、採用したチャートパターンは

CHF/JPY:15分足「チャネルアップ」

現在レート:114.77
狙うレート:114.47

「売り」ポジションを持つ

となっています。

FXトレードをやり慣れた方であれば「自分ならこうなる」という考えを持っている可能性もありますが、「オートチャーティスト」通りにやったときの勝率を前提にしているため、よほどおかしな形でなければ、「オートチャーティスト」の指示通りにトレードすることをおすすめします。

勝率が低いときは、絞込の条件を変えるなどの変更を加える方が良いでしょう。

「オートチャーティスト」を使える海外FX業者

徐々に、海外FX業者で「オートチャーティスト」を採用する業者が増えてきています。

AXIORY

AXIORY(アキシオリー)

HFMarkets

HotForex

が該当します。

まとめ

「オートチャーティスト」とは

  • 何十種類とあるFXの通貨ペア、CFDを常時ウォッチして、チャートパターンが出現したら、通知してくれた上に「その後の値動きがどうなるか?」「どの価格をターゲットにすべきか?」を教えてくれる分析ツールのこと

を言います。

「オートチャーティスト」の機能には

  1. その1.登録されているすべての外為商品・CFD商品をウォッチする
  2. その2.自動的にチャートパターンを検出する
  3. その3.チャートパターンを描く
  4. その4.狙うべきターゲット価格や方向を示す

というものがあり

  1. 手順その1.勝率の高い取引時間でトレードする
  2. 手順その2.勝率の高いチャートパターンに絞り込む
  3. 手順その3.勝率の高い時間足を絞り込む
  4. 手順その4.品質スコアが高い順に並び替える
  5. 手順その5.有効なチャートパターンから条件にあったものを選ぶ
  6. 手順その6.採用したチャートパターンの指示通りにトレードする

という流れで「オートチャーティスト」を利用すると、初心者でも、高い勝率でトレードをすることができます。

テクニカル分析指標を表示するインジケーターは多くても、チャートパターンを自動検出できるツールは、あまりないため、新しい体験として、一度は「オートチャーティスト」を体験してみることをおすすめします。

口座開設をすれば、入金しなくても、利用できるので、いつもの海外FX業者は「実際のトレード」、オートチャーティストが使える海外FX業者は「オートチャーティストを見るだけ」という併用も可能です。新しいトレードの考え方を知ることができるはずです。

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