「おすすめの海外FX口座はありますか?」
「スプレッドが狭い海外FX口座を探しているんですが・・・」
「VIP口座って、普通の資金では使えないんでしょ?」
・・・
スプレッドの狭い海外FX口座を探している方におすすめできる、狭いスプレッドのプロ口座・VIP口座について解説します。
海外FX口座のプロ口座・VIP口座とは?
海外FX業者は、複数の口座を用意しているのが一般的です。
運用資金額ごとに
- マイクロ口座(ビギナー口座)
- スタンダード口座
- プロ口座
- VIP口座
とランク分けするケースと
トレードプラットフォームごとに
- MT4口座
- MT5口座
- cTrader口座
- アートトレード口座
- コピートレード口座
- ソーシャルトレード口座
と分ける方法
取引方法ごとに
- STP口座
- ECN口座
と分ける方法
スプレッドの特徴ごとに
- 固定スプレッド口座
- ゼロスプレッド口座
と分ける方法などがあります。海外FXにはこれと言った決まりはなく、海外FX業者が自信が、自由に口座の名前を付けている形になります。
例:IronFX
IronFXには下記の口座の種類が用意されています。
- マイクロ口座
- プレミアム口座
VIP口座 - Absolute Zero Account
- STP/ECN口座
- ゼロ固定スプレッド口座
- Absolute Zero Plus Account
今回注目したいのは「運用資金額ごとに分けられる口座」です。
- マイクロ口座(ビギナー口座)
- スタンダード口座
- プロ口座
- VIP口座
とありますが、一般的に
口座開設のための最低入金額が安い順
- マイクロ口座(ビギナー口座)
- スタンダード口座
- プロ口座
- VIP口座
に「スプレッドが広い」傾向にあります。
マイクロ口座(ビギナー口座)
- 最低入金額:安い
- スプレッド:広い
スタンダード口座(クラシック口座)
- 最低入金額:普通
- スプレッド:普通
プロ口座
- 最低入金額:高い
- スプレッド:狭い
VIP口座
- 最低入金額:かなり高い
- スプレッド:かなり狭い
という形になります。
つまり、
少しでもスプレッドが狭い海外FX口座を探しているのであれば「プロ口座」「VIP口座」を利用すべき
ということになります。
どのくらい違うのか?実際に海外FX業者の「マイクロ口座」「スタンダード口座」と「プロ口座」「VIP口座」を比較してみます。
に海外FX業者の「マイクロ口座」「スタンダード口座」と「プロ口座」「VIP口座」比較
IronFX
- マイクロ口座:米ドル/円の最小スプレッド:0.8pips
- VIP口座:米ドル/円の最小スプレッド:0.2pips
比較項目 | マイクロ口座 | VIP口座 |
---|---|---|
取引手数料 | 無料 | 無料 |
最低取引量 | 1,000通貨 | 10,000通貨 |
最低入金額 | 100ドル | 20,000ドル |
口座通貨 | USD, EUR, GBP, AUD, JPY, CHF, RUB, PLN, CZK, HUF | USD |
米ドル/円の最小スプレッド | 0.8pips | 0.2pips |
その他 | – | ディーリング部との即自取引 |
Traderstrust
クラシック口座:米ドル/円の最小スプレッド:1.2pips
VIP口座:米ドル/円の最小スプレッド:0.0pips
比較項目 | クラシック口座 | VIP口座 |
---|---|---|
取引手数料 | 無料 | 片道1.5ドル |
最低取引量 | 1,000通貨 | 1,000通貨 |
最低入金額 | 5,000円 | 2,000,000円 |
レバレッジ | 最大500倍 | 最大200倍 |
口座通貨 | ドル・ユーロ・円 | ドル・ユーロ・円・フラン・ポンド |
マージンコールとストップアウトレベル: | 50% / 20% | 80% / 50% |
米ドル/円の最小スプレッド | 1.2pips | 0.0pips |
Tickmill
Tickmillは、現在、日本人顧客向けのサービス提供を停止しています。
- クラシック口座:米ドル/円の最小スプレッド:1.6pips
- VIP口座:米ドル/円の最小スプレッド:0.0pips(取引手数料:片道1.0ドル)
比較項目 | クラシック口座 | VIP口座 |
---|---|---|
取引手数料 | 無料 | 片道1.0ドル |
最低取引量 | 1,000通貨 | 1,000通貨 |
最低入金額 | 100ドル | 50,000ドル |
レバレッジ | 最大500倍 | 最大500倍 |
口座通貨 | USD, EUR, GBP, PLN | USD, EUR, GBP, PLN |
米ドル/円の最小スプレッド | 1.6pips | 0.0pips |
YADIX
- クラシック口座:米ドル/円の平均スプレッド:1.7pips
- プロ口座:米ドル/円の平均スプレッド:0.3pips(取引手数料:片道3.5ドル)
比較項目 | クラシック口座 | プロ口座 |
---|---|---|
取引手数料 | 無料 | 片道3.5ドル |
最低取引量 | 1,000通貨 | 1,000通貨 |
最低入金額 | 100ドル | 10,000ドル |
レバレッジ | 最大500倍 | 最大500倍 |
口座通貨 | USD | USD |
マージン・コール/ストップ・アウト | 100% / 50% | 100% / 80% |
米ドル/円の平均スプレッド | 1.7pips | 0.3pips |
IronFX
- マイクロ口座:米ドル/円の最小スプレッド:0.8pips
- VIP口座:米ドル/円の最小スプレッド:0.2pips
Traderstrust
- クラシック口座:米ドル/円の最小スプレッド:1.2pips
- VIP口座:米ドル/円の最小スプレッド:0.0pips
Tickmill(現在、日本人顧客向けサービス停止中)
- クラシック口座:米ドル/円の最小スプレッド:1.6pips
- VIP口座:米ドル/円の最小スプレッド:0.0pips(取引手数料:片道1.0ドル)
YADIX
- クラシック口座:米ドル/円の平均スプレッド:1.7pips
- プロ口座:米ドル/円の平均スプレッド:0.3pips(取引手数料:片道3.5ドル)
ですから
圧倒的に「プロ口座」「VIP口座」の方が「通常の口座」よりも、スプレッドが狭いのです。
使えるのであれば「プロ口座」「VIP口座」を使う方が良いのは間違えありません。
しかも、「プロ口座」「VIP口座」によっては
- 専属のアカウントマネージャー
- 専用のトレードニュース
- 専用のトレードシグナル
- VPSサーバー無料
・・・
など、手厚い特典が用意されていることもあります。
海外FX業者の場合は、取引量が多ければ多いほど、海外FX業者の収益になります。当然ですが、取引量が多くなることが想定される「プロ口座」「VIP口座」利用者は、優遇されるのです。
しかし、前述した例を見てみると・・・
IronFX
- VIP口座:最低入金額:20,000ドル(約200万円)
Traderstrust
- VIP口座:最低入金額:20,000ドル(約200万円)
Tickmill
- VIP口座:最低入金額:50,000ドル(約500万円)
YADIX
- プロ口座:最低入金額:10,000ドル(約100万円)
ですから、
「自分には、到底、「プロ口座」「VIP口座」を開設する資金力はない。」
とあきらめてしまう方が多いのです。
しかし、「VIP口座」まではいかなくても、「プロ口座」であれば、10万円程度の入金額でも、口座開設できる狭いスプレッドの口座があるのです。
今回は、普通の投資資金でも利用できる、狭スプレッドのプロ口座・VIP口座を教えます。
普通の投資資金でも利用できる、狭スプレッドのプロ口座・VIP口座
IS6FX/プロ口座
https://directfx.com/kaigaifxgyosya/is6com_detail/
- 最低入金額:1000ドル(10万円)
- 取引手数料:無料
- 米ドル/円の平均スプレッド:0.8pips
- 出来上がりのトレードコスト(平均):0.8pips
MYFXMarkets/MT4 Pro Account
- 最低入金額:1000ドル(10万円)
- 取引手数料:往復7AUD(5.8USD)
- 米ドル/円の平均スプレッド:0.51pips
- 出来上がりのトレードコスト(平均):1.09pips
GEMFOREX/ガチゼロ口座
- 最低入金額:50ドル(5,000円)
- 取引手数料:無料
- 米ドル/円の平均スプレッド:0.0pips
- 出来上がりのトレードコスト(平均):0.0pips
Bigboss/プロスプレッド口座
- 最低入金額:なし
- 取引手数料:片道4.5ドル
- 米ドル/円の平均スプレッド:0.2pips
- 出来上がりのトレードコスト(平均):1.1pips
普通の投資資金でも利用できる、狭スプレッドのプロ口座・VIP口座を利用する注意点
注意点その1.企業規模や事業歴に注意!
普通の投資資金でも利用できる、狭スプレッドのプロ口座・VIP口座を用意している海外FX業者は
- 新しい海外FX業者
- 日本では知名度のない海外FX業者
- 企業規模の小さい海外FX業者
・・・
が多いのです。
それもそのはずで、知名度が高ければ「プロ口座」「VIP口座」の利用条件を普通レベルに落とす必要はないのです。下手に「プロ口座」「VIP口座」の利用条件を普通レベルに落としてしまうと、「プロ口座」「VIP口座」の特別感がなくなってしまうので、本末転倒です。
これは
などのメジャーな海外FX業者が上記に含まれていないことからも、見て取れるはずです。
普通の投資資金でも利用できる、狭スプレッドのプロ口座・VIP口座を用意している海外FX業者を利用する場合には「海外FX業者の信頼性」に注意して、十分に検討したうえで海外FX業者を選ぶ必要があります。
- 親会社が金融ライセンスを保有している
- 事業歴が長い
海外FX業者を選ぶと良いでしょう。
注意点その2.取引手数料に注意!
「プロ口座」「VIP口座」は、「スタンダード口座」「マイクロ口座」と比較して
- 取引手数料:有料
- スプレッド:狭い
ものが少なくありません。
スプレッドだけで比較してしまうと、思った以上にトレードコストがかかっていることもあります。
「プロ口座」「VIP口座」のスプレッドを比較する際には
取引手数料をスプレッド換算して、出来上がりのトレードコストを計算しなければなりません。
例:Bigboss/プロスプレッド口座
- 取引手数料:片道4.5ドル
- 米ドル/円の平均スプレッド:0.2pips
1ドル ≒ 0.1pips
出来上がりのトレードコスト = 0.45pips × 2(往復) + 0.2pips = 1.1pipis
となるのです。
注意点その3.利用条件に注意!
「プロ口座」「VIP口座」は
「スタンダード口座」「マイクロ口座」にはない「制限」が設定されていることも、少なくありません。
例えば
- 米ドル通貨の口座しか使えない(円口座はない)
- 最低取引量が10,000通貨から
- EAの利用禁止
- ボーナス対象外
- CFD対象外
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などです。
利用者が少なく、上級者が利用することになるので、ドル口座のみ、裁量トレードのみ、最低取引量は1万通貨から、と上級者向けの条件となっているのです。
「プロ口座」「VIP口座」を利用する前に「利用条件」を確認した上で、口座開設する必要があります。
まとめ
海外FX業者の「プロ口座」「VIP口座」は
- 最低入金額のハードルが高い
- スプレッドが狭い
という特徴があります。
そのため、利用できるのであれば「マイクロ口座」「スタンダード口座」ではなく、「プロ口座」「VIP口座」を利用するべきだと言えます。
ただし、「プロ口座」「VIP口座」の中には、最低入金額が100万円以上のものが多く、利用しにくいのが現状ですが、前述したいくつかの海外FX業者であれば、10万円程度の投資資金でも、「プロ口座」「VIP口座」を開設することができます。
「海外FX業者の信頼性」「取引手数料」「利用条件」をよく確認した上で、狭スプレッドを希望する方は、「プロ口座」「VIP口座」を開設することをおすすめします。