海外FXを利用するときに口座開設を代行する業者、サポートする業者というのが存在します。
・・・と気軽に海外FX口座開設代行業者・サポート業者を利用してしまう方が少なくないのですが、海外FX口座開設代行業者・サポート業者を利用すると大きなリスクがあるのです。
口座開設代行は違法行為
海外FXの口座開設をする場合には
- 海外FX業者のウェブサイトから申込みフォームへ異動
- 申込みフォームに情報を記載
- 契約の同意時効にチェックを入れる(オンライン上でサインをする)
- 個人確認書類(免許証・パスポート)の写しを送付
- 住所確認書類の写しを送付
- 口座開設・契約完了
という流れになっています。
日本では、外国人の代わりに賃貸契約を代行して捕まる人や違法風俗店の賃貸契約を代行して捕まる人が多いのですが・・・契約を他人が代行する行為自体に問題があるのです。
海外FX口座開設代行業者・サポート業者はこのようなことも理解していて、本社はすべて海外にある海外法人になっています。
トラブルがあっても、海外法人なので警察や弁護士に相談しても解決できない可能性が高くなってしまうのです。
リスクその1「口座情報が悪用される」
海外FX口座開設代行業者・サポート業者を利用して海外FX口座を開設する場合には
代行業者を利用するトレーダー
↓(申込み情報・確認書類を代行業者の申込みフォームに記入)
海外FX口座開設代行業者・サポート業者
↓ 入手した情報を元に代行で入力・サイン
海外FX業者
という流れで契約・口座開設が完了します。
海外FX業者
↓ 口座開設の口座番号・パスワード
海外FX口座開設代行業者・サポート業者
↓ 口座開設の口座番号・パスワード
代行業者を利用するトレーダー
口座開設後に海外FX業者から渡される口座番号やパスワードなどの重要情報も、海外FX口座開設代行業者・サポート業者経由してからあなたの元に届くことになるのです。
となると・・・
になるのです。
悪用されれば
- FX口座から知らないうちにお金が出金されてしまう
ことも起こりうるのです。
これは海外FX業者の資産保全のリスクと比較しても、格段に高いリスクと言えます。信託保全か?分別管理か?を比較する前にこのリスクに対処しなければいけないのです。
リスクその2「個人情報が悪用される」
海外FX口座開設に必要な個人情報というのは
年齢
住所
個人確認書類(免許証・パスポート)のコピー
住所確認書類のコピー
・・・
などです。海外FX口座開設代行業者・サポート業者を使うということはこれを海外の他人に預けてしまうのと同じなのです。
これだけの情報があれば・・・悪用されれば
- 勝手に詐欺に使う銀行口座を開設されてしまう
- 勝手にローン契約をしてお金を借りられてしまう
- 勝手にクレジットカードを作られてキャッシングでお金を借りられてしまう
ことも起こりうるのです。
まとめ
このように「契約を他人に任せる」ということは大きなリスクを伴うのです。
日本のサービスで考えてみると
- 銀行口座を作るのに他人に任せる
- クレジットカードを作るのに契約を他人に任せる
- 住宅ローンを借りるのに契約を他人に任せる
・・・
なんて方はいませんよね?海外FXだからと言って気楽に考えて良いものではないのです。
しかも、所在地が海外に見えない海外FX口座開設代行業者・サポート業者を使って、トラブルが発生したとしても解決できる見込みは少ないのです。
大手企業としてサービスを提供している海外FX業者とは次元の違うリスクと言えるでしょう。
海外FXは自分で申し込むもの
海外FX業者で日本に進出している業者であれば、ほとんどが日本語のウェブサイトを持っています。
日本の会社のサイトとほぼ変わらない形で自分で申込みが可能なのです。
仮に申込みの途中でわからなくなってしまったとしても、日本人スタッフが在籍しているのでメールやチャットで日本語で相談をすることもできるのです。
すでに海外FX口座開設代行業者・サポート業者を使っている場合はどうすればいいの?
海外FX業者が同じであっても、一人で複数の口座を作ることが可能なのです。
海外FX口座開設代行業者・サポート業者経由で開設した情報が流出している口座は残高をゼロにしておけば、使い込まれるリスクはなくなるので、自身で開設した口座でメインのトレードをする形にすれば良いのです。