「ネッテラーの日本におけるサービス終了のお知らせ 」というメールがLand-FXから送られてきたのでついに終了かと思いましが、どうやらそうではないようです。ネッテラーの現状と2016年10月移行に必要になる本人確認について解説します。
Land-FXから送られてきたメール
ネッテラーの日本におけるサービス終了のお知らせ
ネッテラーの日本における全てのサービスを10/1より停止することをお知らせいたします。*
10/1以降お客様はNETELLER を経由してLand-FXへの送金または送金の受け取りをご利用いただけませんので、お客様は必要に応じて速やかに出金手続きを行って下さい。Land-FXでは日本時間の9/28(水)までネッテラーの出金申請を受け付けております。**それ以降の出金はLand-FXカード出金または海外銀行送金など、別の方法での出金に対応いたしますのでご安心下さいませ。その他の出金方法はこちらを御覧くださいませ。
FXnetから送られてきたメール
NETELLER (ネッテラー) について
先月、弊社のような海外FX業者を通じての入・出金も引き続きご利用いただけるということでお知らせしましたが、今回NETELLERより、日本在住のNETELLERご利用者様向けの入・出金の送金手段サービスを2016年10月1日(土)より停止するということで連絡がございました。一部のお客様は、もうすでにこれまでのサービスがご利用いただけない状態となっている場合もございます。
ネッテラーは日本におけるサービスは終了しない
執筆時点は2016年9月21日ですが、この時点では
無料口座開設もできますし
マイページにログインすることも
出金することも可能です。
FAQを見てみると
NETELLERは大丈夫ですか。日本におけるサービス終了に関して
NETELLERの日本におけるサービスを終了するつもりがございません。今までご提供してきたサービスをお客様に供し続けます。NETELLER はオンライン金融サービスのグローバル リーダーであり、より多くの国により良いサービスをご提供することが弊社の目的です。そこで、既設の市場の規模を拡大することをご考慮しております。ですので、中断サービスの代わりにより良い代替案をご提供するように全力を尽くして頑張っています。
NETELLER の会員様は9月15日以降取引先サイトからの出金はまだ可能ですか?
9月15日以降、ゲイミング・ギャンブル業者からの送金が不可能になることをご了承ください。取引先サイトからの引き出し処理は数営業日がかかる場合がございますので、可能な限り早くゲイミング・ギャンブル取引先から出金を申請することお勧めいたします。9月15日以降会員様は別の支払い方法を使って取引先から出金する必要となります。
残高はどうなりますか
NETELLERカードを利用が不可能な場合でも、残高がお客様の口座に残り、別の出金方法経由振り込むことができます。個人間送金、銀行への出金、又は他のサイトへの送金をご承認ください。
停止されるとまだ許可される取引先はどちらですか?
日本の会員には次のサービスを提供する取引先との送金が不可能となります:オンラインポーカー、カジノ、スポーツくじ、他のギャンブルゲーム。支払い問題の場合は、お好みの取引先までお問い合わせください。
ということです。
マイページにログインすると
10月より、マイナンバー証明書と住所確認書類をご提出いただく必要がございます。
と表示されます。
NETELLERの現状をまとめると
・オンラインポーカー、カジノ、スポーツくじ、他のギャンブルゲーム業者は利用停止
・NETELLERカードが利用停止
・10月1日以降はマイナンバー証明書と住所確認書類の提出が必要
・日本におけるサービスは停止しない
・海外FX業者も使えなくなる可能性がある
ということになります。
サービスは継続するものの、日本人顧客の増加や送金出金の金額の増加、セブン銀行ATMの詐欺事件の影響などを受けて、相対的に金融庁のネッテラーに対する圧力が増してきたことが要因と考えられます。
基本的には海外FX業者は、オンラインポーカー、カジノ、スポーツくじ、他のギャンブルゲーム業者に含まれませんので継続的に利用可能といわれていたのですが、ここにきてLand-fxやFXnetは
「日本在住のNETELLERご利用者様向けの入出金の送金手段サービスを2016年10月1日(土)より停止する」
というアナウンスがあったことを報告しています。
日本人がNETELLERを使うこと自体は引き続きできるけれども、海外FX業者の入出金は利用できなくなるということです。NETELLERの口座から日本の銀行への出金などに利用することはできますが、海外FX業者への入出金手段としては使えない可能性が出てきたのです。
もし、これが事実であれば投資家としては海外送金で海外FXの出金をするのが手数料は多少発生しますが確実な方法といえます。
10月1日以降のNETELLERのマイナンバー証明書と住所確認書類の提出
マイナンバー証明書とは
マイナンバーカードのことです。住民票に記載されている住所に個人番号が記載された「通知カード」に同封されていた「個人番号カード申請書」を写真とともに提出することで、市区町村から交付されます。
提出に関して
10月以降の登録手順の説明では下記のようになっています。
- 個人番号カード(マイナンバーカード)
- 住民票 + 個人番号
- 通知カード
通知カードでも認証はできるようです。10月1日を過ぎたら、速やかに認証作業を完了させましょう。
まとめ
NETELLERの日本でのサービスは継続します。
しかし、
- オンラインポーカー、カジノ、スポーツくじ、他のギャンブルゲーム業者は利用停止
- NETELLERカードが利用停止
- 10月1日以降はマイナンバー証明書と住所確認書類の提出が必要
- 海外FX業者も停止?
と利用者の数と取引金額が大きくなるに連れて、金融庁からの圧力も増しているようです。
推測される理由としては
税金逃れを防ぐためにマイナンバーを導入して管理しているのだから、日本向けにサービス展開している海外の国際決済サービスとはいえ、マイナンバーの登録や金融庁への報告をしなければ、日本でサービス展開させないよ。
ということでしょう。
また、10月1日から犯罪収益移転防止法改正が施行され、マネーロンダリングの防止、テロ資金供与の防止のために日本国内の金融機関で本人確認の厳格化が行われます。
「海外企業であっても、守ってくださいよ。」ということなんだろうと思います。
海外FXの利用者にとっては、多少手数料が発生しますが、日本の銀行に直接海外送金で出金するのが良い方法だと思います。
現時点でも利用できるおすすめの国際決済サービスは「OKPAY」です。