海外FXで約定力・約定スピードを上げる方法なんてあるのでしょうか?
あります。
もちろん、人によって利用できるできないというのはあると思いますが、海外FXで約定力・約定スピードを上げる方法をいくつかご紹介します。
1.海外FX業者が用意するVPSサーバーを利用する
単純に約定スピードが遅くなる原因というのは
とサーバーの距離の問題なのです。通常は、海外FX業者のサーバーというのはインターバンク市場が集まる、ロンドンやニューヨークに設置されているため
ここのサーバー間のレイテンシー(遅延)というのはほぼないのですが
であれば、日本とロンドン、日本とニューヨークという距離的な問題で200ミリ秒~300ミリ秒のレイテンシー(遅延速度)が発生してしまうのです。
サーバーの距離とレイテンシー
しかし、VPSサーバーというのは、投資家のPCではなく、サーバー会社の環境を借りて、そのサーバーでMT4などのトレードプラットフォームを立ち上げる方法です。
つまり、海外FX業者が用意しているVPSサーバーであれば、
は
という形になり、ほぼ同じ場所になるため、200ミリ秒~300ミリ秒のレイテンシー(遅延速度)が一気に解消できるのです。
例えば、
レイテンシー(遅延) 350ミリ秒の海外FX業者があった場合
VPSにすれば
という計算になります。
注意しなければならないのは、日本のサーバー会社が用意したVPSサーバーでは全く意味がないということでず。日本のサーバー会社のVPSサーバーは日本にあるので、サーバーの距離的レイテンシーは解消されないからです。
VPSでおすすめの海外FX業者は
「最低金額(有効証拠金‐クレジット)USD 5,000以上或いはその他の通貨での相当額を維持され、1か月に最低でも5ラウンドターンロット 以上のお取引があるお客様は、会員エリアからいつでも無料で VPSサービスをリクエスト頂けます。」
となっています。
50米ドル(約50万円~60万円)の証拠金が維持され、かつ毎月5ロット以上の取引があれば
また、その条件がクリアできない場合でも、会員ページにて月々28米ドルの手数料で「XM MT4 VPS サービス」は利用できます。
費用的には日本のサーバー会社のVPSサーバーとほぼ変わらない価格設定と言えます。お名前.comのFX用のVPSサーバーは2,400円(税抜)/月です。
XMTrading(エックスエムトレーディング)は、低レイテンシーのVPS(仮想専用サーバー)プロバイダーのBeeksFX社を採用しています。BeeksFX社のVPSサーバーはBeeksFXロンドンのデータセンターを経由してホストされ、低レイテンシーソリューションを提供してくれるのです。
2.ECNプラットフォームを利用する
ダウンロード型ではなく、ログイン型のECNプラットフォームの場合は、ECNプラットフォームのサーバーが海外FX業者のサーバーとほぼ同じ場所に設置されていることになります。
VPSと同じようにログイン型のECNプラットフォームでは、距離によるレイテンシーがほとんど発生しないのです。
3.MT4ウェブトレーダーを利用する
とはいえ、ECNではなく、「STPを利用したい。」「MT4を利用したい。」という場合には、MT4のウェブトレーダーを利用することも選択肢の一つです。
ECNプラットフォームと同じで、海外FX業者が自社のサーバー上で展開し、独自開発するものが多く、使い勝手は海外FX業者によって異なるのですが、基本はMT4ベースなので違和感なく、どこからでもアクセスしてトレードが可能です。
XMTrading(エックスエムトレーディング)のMT4ウェブトレーダー画面
当然、この場合でもサーバーの距離的なレイテンシーは解消されます。
4.約定力・約定スピードの早い業者を利用する
単純に、.約定力・約定スピードの早い業者を利用する方法があります。
5.自分で約定スピード(レイテンシー)を調べる
海外FX業者に限らず、日本のFX業者も同じですが、約定スピード(レイテンシー)は常に一定ではありません。
1年前には一番約定スピードが早かったFX業者があったとしても、今現在同じ状態であるとは限らないのです。
というのは、サーバーの早さというのは、利用している人数に影響を受けます。
なんてことも日常茶飯事なのです。当然、きちんとしたFX業者であれば利用人数に対するサーバーの数を規定し、取引量が増えればその分サーバーを増設して対応するものですが、利益を重視したら「まだ、行けるだろう。」と設備投資が後回しになる可能性もあるのです。
MT4であれば簡単にサーバーのレイテンシーを調べることができるので、利用していたあまりに遅いなと感じる場合などは、他の海外FX業者のMT4のレイテンシーと比較しながら、良い方を使うべきでしょう。常に一定ではないことに注意が必要なのです。
まとめ
海外FXの場合、NDD方式なので、リクオート(約定拒否)がない環境でトレードができるため、そもそも約定力は高いのですが、さらに約定スピードを高めるためには上記のような方法を利用することも検討してみてはいかがでしょうか。
高い勝率を維持するためには細部にこだわることも重要なのです。