- 「海外FX業者のコピートレードって何ですか?」
- 「海外FX業者のソーシャルトレードって何ですか?」
- 「コピートレードが使えるおすすめの海外FX業者はどこですか?」
- 「コピートレードを活用する方法を教えてください。」
海外FX業者によっては、コピートレード(ソーシャルトレード)を提供している業者があります。今回は、コピートレード(ソーシャルトレード)の仕組みとコピートレードが使えるおすすめの海外FX業者を比較して紹介します。
海外FXのコピートレードとは?
コピートレードとは
プロの投資家のトレード(ストラテジープロバイダー)をそのままコピーして、自動でトレードができる仕組みのこと
を言います。「ソーシャルトレード」や「オートトレード」という呼び方もされます。
例えば
ストラテジープロバイダーが5,000ドルの資産でトレードをしていた場合に

ストラテジープロバイダー 資産:5,000ドル
- 投資家A 資産:400ドル 配分率:100%
- 投資家B 資産:400ドル 配分率:50%
- 投資家C 資産:10,000ドル 配分率:100%
配分率とは、「資産のどのぐらいをそのストラテジープロバイダーに賭けるか?」の割合のことです。資産のすべてを一人のストラテジープロバイダーに配分することもできますし、10人のストラテジープロバイダーに10%ずつ配分することもできます。
ストラテジープロバイダーが1ロットの米ドル/円:105.53の買いポジションを持った場合
- 投資家A 資産:400ドル 配分率:100% → 0.08ロットの米ドル/円:105.53の買いポジションを持つ
- 投資家B 資産:400ドル 配分率:50% → 0.04ロットの米ドル/円:105.53の買いポジションを持つ
- 投資家C 資産:10,000ドル 配分率:100% → 2ロットの米ドル/円:105.53の買いポジションを持つ
ストラテジープロバイダーが0.5ロットの米ドル/円:105.53の買いポジションを持った場合
- 投資家A 資産:400ドル 配分率:100% → 0.04ロットの米ドル/円:105.53の買いポジションを持つ
- 投資家B 資産:400ドル 配分率:50% → 0.02ロットの米ドル/円:105.53の買いポジションを持つ
- 投資家C 資産:10,000ドル 配分率:100% → 1ロットの米ドル/円:105.53の買いポジションを持つ
ストラテジープロバイダーが0.1ロットの米ドル/円:105.53の買いポジションを持った場合
- 投資家A 資産:400ドル 配分率:100% → 0.01ロット(最低ロット)の米ドル/円:105.53の買いポジションを持つ
- 投資家B 資産:400ドル 配分率:50% → 0.01ロット(最低ロット)の米ドル/円:105.53の買いポジションを持つ
- 投資家C 資産:10,000ドル 配分率:100% → 0.2ロットの米ドル/円:105.53の買いポジションを持つ
という形で、ストラテジープロバイダーとの資産割合に応じて、ストラテジープロバイダーのトレードをそのままコピーして、自動的にトレードをすることが可能になります。
ストラテジープロバイダーとは?
ストラテジープロバイダーは、コピーする対象となる投資家のことです。
海外FX業者の簡単な審査によって、どの投資家も、ストラテジープロバイダーになることもできます。

「ストラテジープロバイダーはどうやって選ぶの?」
コピートレードプラットフォームでは、各ストラテジープロバイダーの運用成績が記載されています。
例 HotForex HPコピー

- 活動開始日
- 利益率
- 最大ドローダウン
- フォロワー数
- パフォーマンス手数料

- エクイティ対残高
- 残高
- エクイティ
- 初回入金
- 合計入金
- 合計出金
- 利益

- 確定取引数
- 未確定取引数
- 利益確定取引数
- 損失確定取引
- 収益性
- 利益平均
- 損失平均
- 取引数量平均
- 取引期間平均

多かれ少なかれ、上記のようなストラテジープロバイダーの運用成績に関する情報が各コピートレードプラットフォームで記載されます。
この運用成績を比較しながら、自分が乗っかりたいと考えるストラテジープロバイダーを探すのです。
コピートレードプラットフォームを利用する費用は?
コピートレードプラットフォームによって、違いはありますが、基本的には
利益 × 手数料率 = ストラテジープロバイダーに支払う手数料
という仕組みになっています。
基本的には、利益が出たときのみ、手数料が発生する形になります。損失が出たときは、手数料が発生しません。
手数料は、ストラテジープロバイダーがすべて一律のコピートレードプラットフォームもあれば、ストラテジープロバイダー自体が自分で決めることができるコピートレードプラットフォームもあります。
例
手数料率:35%のストラテジープロバイダー
- 1,000ドルの利益 → 350ドルの手数料
- 200ドルの利益 → 70ドルの手数料
- 1,000ドルの損失 → 手数料なし
- 200ドルの損失 → 手数料なし
手数料率:25%のストラテジープロバイダー
- 1,000ドルの利益 → 250ドルの手数料
- 200ドルの利益 → 50ドルの手数料
- 1,000ドルの損失 → 手数料なし
- 200ドルの損失 → 手数料なし
手数料率:20%のストラテジープロバイダー
- 1,000ドルの利益 → 200ドルの手数料
- 200ドルの利益 → 40ドルの手数料
- 1,000ドルの損失 → 手数料なし
- 200ドルの損失 → 手数料なし
また、上記以外に「スプレッド」「取引手数料」は、通常のトレードと同様に発生します。
コピートレード(ソーシャルトレード・オートトレード)を利用するメリット
メリットその1.プロレベルのトレードを初心者でも実行できる
ストラテジープロバイダーは、投資に自信がある方がほとんどです。投資が下手なストラテジープロバイダーは、運用成績に結果が出てきてしまうため、誰からもフォロー・コピーされないため、いても上位に出てこないのです。
運用成績で選択できるのですから、確実に自分の資産を増やし続けているストラテジープロバイダーを選べば、プロレベルのトレードが、FX初心者でも簡単にできるのです。
メリットその2.自動的にトレードできる
裁量トレードの場合は、どうしても、平日1日2時間~3時間は、パソコンとにらめっこしながら、エントリー機会をうかがわなければなりません。
専業の投資家ならまだしも
- 学生
- 主婦
- 会社員
の場合は、なかなか安定した時間が確保できずに、トレードに時間を費やせず安定した収益が確保できない方も少なくないのです。
トレードの時間が十分に確保できない方にも、コピートレードは有効な解決方法になります。
資金を入金して、コピーするストラテジープロバイダーを選定すれば、後は、運用成績をチェックするだけで良いのです。
運用成績のチェックは、スマホで、どこでもできます。
完全に自動で売買できる点が大きなメリットです。

「システムトレードでも自動売買できると思いますが何が違いますか?」
システムトレードの場合は、機械的なプログラムによるトレードです。
そのため、
- 時代によって、そのプログラムが有効に機能しなくなる「賞味期限」がある
- 経済的な動向に弱い
という弱点がありました。
しかし、コピートレードの場合は、ストラテジープロバイダーも人間です。
- 常にトレード手法も時代に合わせてアップデートされるため「賞味期限」がない
- 経済的な動向もトレードに反映させられる
のです。
優秀なストラテジープロバイダーさえ見つけられれば、後は、何もすることがないのです。
システムトレードによる自動売買よりも、コピートレードによる自動売買の方が「メンテナンスの必要性がない」という大きなメリットがあります。
メリットその3.スキルアップにつながる
優秀なストラテジープロバイダーをコピーして、「どんなタイミングでトレードするのか?」をウォッチしておけば、そのトレード手法やトレードの傾向、タイミングを把握することができます。
頭の中まではわからないものの、トレードのコツなどを推察することができるのです。
儲けているストラテジープロバイダーの手のうちの一端を知ることができるのですから、自分のトレードスキルを伸ばすことにつながるのです。
コピートレード(ソーシャルトレード・オートトレード)を利用するデメリット
デメリットその1.コストがかかる
コピートレードでは、ストラテジープロバイダーに支払う報酬が発生します。
前述した通りで
利益 × 手数料率 = ストラテジープロバイダーに支払う手数料
ですので、利益が出たときのみに支払うものですが、自分でトレードしたときには発生しないコストです。
コピートレードは、ストラテジープロバイダーに運用してもらっているようなものですので、その分のコストが発生するデメリットがあるのです。
デメリットその2.利用できる海外FX業者が限られる
コピートレードができる海外FX業者は、決して多くはありません。
コピートレードをするために選ぶ海外FX業者は、数が限られてしまう(現在利用している海外FX業者ではコピートレードができない)デメリットがあります。
コピートレードで海外FX業者を比較するポイント
1.ストラテジープロバイダーの数が多い海外FX業者を選ぶ
コピートレードプラットフォームの仕組み自体は大きな違いはありません。
しかし、コピートレードプラットフォームに参加しているストラテジープロバイダーの数は大きく差が出てきます。
- 数十人のストラテジープロバイダーのコピートレードプラットフォーム
- 数百人のストラテジープロバイダーのコピートレードプラットフォーム
- 1万人のストラテジープロバイダーのコピートレードプラットフォーム
では、あきらかに選択肢の数が異なります。
ストラテジープロバイダーの数が多ければ多いほど、優秀なストラテジープロバイダーが見つかる可能性も高くなるのです。
ストラテジープロバイダーの数が大きい、コピートレードプラットフォームをおすすめします。
2.海外FX業者独自で運営するコピートレードプラットフォームか?コピートレードプラットフォーム専用サービスか?
コピートレードプラットフォームには
- 海外FX業者が独自で運営するコピートレードプラットフォーム
- コピートレードプラットフォーム専用サービスを海外FX業者が利用させてもらうケース
の2つがあります。
海外FX業者が独自で運営するコピートレードプラットフォーム
メリット
- 一つの海外FX業者の口座で、裁量トレードも、コピートレードも完結できる
デメリット
- ストラテジープロバイダーの数が少ない
コピートレードプラットフォーム専用サービスを海外FX業者が利用させてもらうケース
メリット
- ストラテジープロバイダーの数が多き
- コピートレードに関するツールや機能が充実してる
デメリット
- 2つの口座を連携させるなど、運用面で手間がある
どちらにもメリットデメリットがありますが「コピートレードプラットフォーム専用サービスを海外FX業者が利用させてもらうケース」の方が、ストラテジープロバイダーの数が段違いに多いため、優秀なストラテジープロバイダーを見つけやすく、かつ・コピートレードに関するツールや機能が充実してるため、おすすめです。
多少の口座連携などの手間はありますが、大きな手間とは言えません。
海外FX業者が提携して利用できる「コピートレードプラットフォーム専用サービス」を選ぶことをおすすめします。
コピートレード(ソーシャルトレード・オートトレード)専用サービス
海外FX業者が独自でコピートレードプラットフォームを運営しているケースもありますが、コピートレードプラットフォーム専用で運営しているサービスを、海外FX業者が使えるようにしてもらっているケースもあります。
この場合、独自のコピートレードプラットフォームよりも、参加者(ストラテジープロバイダー)が多いメリットがあります。
Zulu Trade

- 名称:DupliTrade
- 10,000人以上
Zulu Tradeを利用できる海外FX業者
現在は、日本在住の日本人は、ZuluTradeが利用できなくなっています。。
コピートレード(ソーシャルトレード・オートトレード)が使えるおすすめの海外FX業者
HFMarkets「HPコピー」

- 名称:HPコピー
- ストラテジープロバイダー数:660人
口座の種類 | セント口座/STP | プレミアム口座/STP | PRO口座/STP | ゼロ口座/STP | HFCOPY口座/STP |
取引手数料 (片道) | 無料 | 無料 | 無料 | 3ドル | 無料 |
最小スプレッド 米ドル/円 | 1.20 | 1.20 | 1.20 | 0.00 | 1.00 |
平均スプレッド 米ドル/円 | 2.20 | 2.20 | 0.10 | 1.70 | |
最大レバレッジ | 2000倍 | 2000倍 | 2000倍 | 2000倍 | 400倍 |
最低取引通貨 | 100通貨 | 1,000通貨 | 1,000通貨 | 1,000通貨 | 10,000通貨 |
最低入金額 | 0円 | 0円 | 1万円相当 | 0円 | 5万円相当 |
FBS「FBS CopyTrade」

- 名称:FBS CopyTrade
- ストラテジープロバイダー数:200人以上
口座の種類 | セント口座/STP | マイクロ口座/STP | スタンダード口座/STP |
取引手数料 (片道) | 無料 | 無料 | 無料 |
最小スプレッド 米ドル/円 | 2.00 | 3.00 | 1.00 |
平均スプレッド 米ドル/円 | 2.00 | 3.00 | 2.00 |
最大レバレッジ | 1000倍 | 3000倍 | 3000倍 |
最低取引通貨 | 1,000通貨 | 1,000通貨 | 1,000通貨 |
最低入金額 | 100円相当 | 500円相当 | 1万円相当 |
Traderstrust「ソーシャル・トレーダー」

- 名称:ソーシャル・トレーダー
- ストラテジープロバイダー数:13人
口座の種類 | クラシック口座/STP | プロ口座/STP | VIP口座/STP |
取引手数料 (片道) | 無料 | 3.5ドル | 1.5ドル |
最小スプレッド 米ドル/円 | 1.40 | 0.00 | 0.00 |
平均スプレッド 米ドル/円 | 2.00 | 0.70 | 0.70 |
最大レバレッジ | 3000倍 | 3000倍 | 3000倍 |
最低取引通貨 | 1,000通貨 | 1,000通貨 | 1,000通貨 |
最低入金額 | 5千円相当 | 2万円相当 | 200万円相当 |