- 「海外FX業者のスリッページってどうやって比較することができるの?」
- 「スリッページが発生しにくい海外FX業者って、どこですか?」
- 「海外FX業者のスリッページを調べたいんだけど・・・」
FXトレードでは、スリッページは重要な要素となります。今回は、海外FXのスリッページを比較する方法、スリッページの狭い海外FX業者について解説します。
FXトレードにおけるスリッページの重要性
FXのスリッページとは?
を言います。
1ドル=101.05円で「買い」注文をしたのにも関わらず、実際に注文が約定したときは1ドル=101.10円になっているケースの場合、0.05円高い価格で約定されてしまうことになります、この時は、0.05円(5pips)のずれがあるので、これが「スリッページ」となるのです。「スリッページ」が発生することを「滑る(すべる)」という表現をすることもあります。
当然、注文しようとした価格から、高い方にスベってしまったら、その分のコストは、投資家の負担となってしまうのです。
FX業者を比較するときに、どうしても多くの方は「スプレッド」に目が行ってしまうと思いますが・・・
- スプレッド = 買値と売値の価格差
- スリッページ = 注文価格と約定価格の価格差
という明確な違いがあります。
しかし、実際のトレードコストを算出する際に重要なのは
なのです。
なぜ、FX業者のスリッページは発生するの?
FX業者というのは、基本的に
投資家が注文を発注する → FX業者の取引サーバーで注文を受注する → FX業者がリクイディティプロバイダー(金融機関・カバー先)に注文を流す → FX業者がリクイディティプロバイダー(金融機関・カバー先)が注文を受けとり、約定する → FX業者の取引サーバーで注文の約定を受け取る → 投資家の注文が約定する
といういくつかのステップを踏みます。
- 取引サーバーの能力が低い
- 取引サーバーと投資家のサーバーに距離がある
- 注文の流し先であるリクイディティプロバイダー(金融機関・カバー先)の数が少ない
- 注文が殺到してしまう(急激な為替変動)
などの原因によって、注文が約定するまでにコンマ数秒の遅延が発生するのです。このコンマ数秒の時間の間に、為替レートが動いてしまうので、その動いた分がスリッページとなってしまうのです。
スリッページを避けるためには、約定力の高い海外FX業者を選ぶ必要があります。
「スリッページ」が問題なのは「スプレッド」と違って「どのくらい滑るのか?」がよくわかならないということです。「スプレッド」であれば、平均スプレッドを計算することによって、変動スプレッドであっても実際のスプレッドを算出・想定することが可能です。しかし、「スリッページ」はどんなに約定スピードが早いと言われていても、「どのくらい滑るのか?」を把握・想定することが難しいのです。多くの投資家は、実際にFX業者に口座開設をしてトレードをしながら「この業者はすべりやすいな。」「この口座はスリッページが起こりやすいな」という体感で判断するしかない状態なのです。
では、どうやって海外FX業者のスリッページを比較すれば良いのでしょうか?
今回ご紹介するのは、海外の海外FX業者の比較サイト「FOREXBROKERZ」です。
「FOREXBROKERZ」では海外FX業者ごとに「どのくらいスリッページが発生するのか?」をデータを蓄積したうえで平均値を算出し、比較しているのです。このサイトではZuluTradeというソーシャルトレードのトレードデータをサンプルにしてスリッページの平均値を算出しています。
もちろん、このサイトは海外のサイトであり、日本在住の日本人の新規口座開設を受け付けていない、日本市場に進出していない海外FX業者が半数以上あるのですが、日本に進出している海外FX業者もいくつかスリッページのデータが公開されているのです。
海外FX業者スリッページ比較表
※日本進出していない海外FX業者も含まれています。
日本に進出している海外FX業者スリッページのみを抜粋
※当サイトで紹介していない日本に進出している海外FX業者も含まれています。
考察
3社がダントツの狭いスリッページを記録
- XMTrading(エックスエムトレーディング) : 0.55
- HFMarkets:0.55
- FXDD :0.51
日本に進出していない海外FX業者を含めて比較しても、上位3社はトップレベルのスリッページの狭さを記録しています。
海外FXで約定力を重視する方、スリッページによるトレードコストを下げたい方は、上記の3社でトレードすることをおすすめします。
XMTrading(エックスエムトレーディング)の詳細はこちら
ただし、上記のデータは若干古いのです。なぜなら、データの配信元である「FOREXBROKERZ」がスリッページの公開を2018年で止めているからです。
そうなると、選択肢は絞らてきます。
一つは、スリッページを公開している海外FX業者を使う方法です。
AXIORYは、スリッページを毎月公開しています。
スリッページを公開しているということは、スリッページが発生しにくいことに自信があることに他なりません。
スリッページが発生しにくい海外FX業者として、AXIORYはおすすめです。
また、この公開情報からわかることが
ということです。
逆に言えば、約定スピードが速い海外FX業者を使えば、スリッページが発生しにくいということでもあるのです。スリッページを回避するためには、約定スピードの速い海外FX業者がおすすめということです。
また、VPSサーバーを利用することで、約定スピードを上げることも可能ですので、検討することをおすすめします。