「海外FX業者でCFD取引ができるって本当ですか?」
「海外FX業者でCFD取引をするメリットって何がありますか?」
「国内の証券会社でCFD取引をするのとは何が違いますか?」
海外FX業者でCFD取引ができることを知っている方も多いと思いますが、海外FX業者でわざわざCFD取引をすることにどんなメリットとどんなデメリットがあるのかを正確に理解している方は多くないと思います。今回は、海外CFDのメリット、国内CFD業者との違いについて解説します。
海外FX業者でCFD取引とは?
そもそも、CFD取引とは
CFDとは、「Contract For Difference」の略称で、日本語にすると「差金決済」という意味です。取引開始時と終了時の価格差により決済が行われる差金決済デリバティブ取引の一種です。
簡単に言えば
証拠金に対して、レバレッジをかけてトレードする投資のことを「CFD取引」と言うのです。
CFD取引の対象は
- 外国為替(通貨)
- 株式指数(株式指数先物)
- 外国株
- 商品(商品先物、金、銀、プラチナ、原油など)
- 債権(債券先物)
- ETF、ETN、REIT
- 仮想通貨
などがあるのです。
つまり、FXトレードも、CFD取引の対象が「外国為替(通貨)」であるということになるため、FX取引は、CFD取引の一種なのです。
同じ仕組みだからこそ、FX業者でCFD取引をできることは、国内・海外問わず一般的なことなのです。
海外FX業者でも、CFD取引はできるの?
できます。
例:AXIORY(アキシオリー)
- 株価指数CFD
- 商品CFD
が利用できます。
株価指数CFD
- Nikkei 225
- HK50
- FTSE 100
- EURO STOXX 50
- CAC 40
- DAX 30
- S&P/ASX 200
- Dow Jones
- NASDAQ
- S&P 500
株価指数というのは、各国の株式の主要銘柄を指数化して評価したものです。
- Nikkei 225 → 日経225・日経平均株価:東京証券取引所第一部上場企業225社の平均値
- Dow Jones → ダウ工業株30種平均:S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが選定するアメリカの代表的な銘柄の平均株価
主要各国の株価指数を対象にレバレッジを掛けてトレードができる
ということを意味しています。
商品CFD
貴金属
- XAU/USD → 金(Gold)
- XAG/USD → 銀(Silver)
貴金属である金、銀を対象にレバレッジを掛けてトレードができる
ということを意味しています。
商品
- Crude Oil (WTI) → 原油
- Natural Gas → 天然ガス
- Palladium → パラジウム
- Platinum → プラチナ
原油や天然ガスなどの先物商品に対して、バレッジを掛けてトレードができる
ということを意味しています。
AXIORYは、比較的CFD商品の取り扱いの少ない海外FX業者ですが、それでも、主要な株価指数や貴金属、先物商品などはトレードができるのです。
海外FX業者でCFD取引をするメリット
メリットその1.レバレッジを掛けてトレードできる!
FXと同じですが、国内のCFD業者は、レバレッジ規制の対象になります。
GMOクリック証券の場合
- 商品CFD → 最大レバレッジ:20倍
- 株価指数CFD → 最大レバレッジ:10倍
- バラエティCFD → 最大レバレッジ:5倍
- 外国株CFD → 最大レバレッジ:5倍
となっています。
これは、金融庁における金融商品取引法改正等に係る政令・内閣府令「有価証券店頭デリバティブ取引への証拠金規制」及び、日本証券業協会における自主規制規則「CFD 取引に関する規則」によるものです。
- 株式CFD:証拠金維持率:20%以上 (レバレッジ 5倍以下)
- 株価指数CFD:証拠金維持率:10%以上 (レバレッジ10倍以下)
- 債券先物CFD:証拠金維持率:2%以上 (レバレッジ50倍以下)
に従った設定となっているのです。
海外CFDの場合
※商品によってレバレッジ設定が異なるので「日経225」で比較
XM
JP225cash(日経225:現物) → 証拠金維持率:0.5%以上 最大レバレッジ:200倍
AXIORY
日経225指数(Nikkei 225) → 証拠金維持率:1.0%以上 最大レバレッジ:100倍
GEMFOREX
Nikkei225 → 証拠金維持率:0.5%以上 最大レバレッジ:200倍
海外FX業者でのCFD取引であれば、100倍~200倍の最大レバレッジでトレードできるのです。
メリットその2.追証なし、ゼロカットシステム採用
基本的に海外FX業者のCFD取引は、FX取引と設定が同じです。
そのため、
- 追証なし
- 口座残高がマイナスになった場合、海外FX業者が補填してゼロにリセットされる
という設定になっています。
つまり、相場の急変動によって、ロスカットが間に合わずに口座残高がマイナスになった場合
- 国内CFD業者 → 投資家の借金になり、国内CFD業者に返済の義務を負う
- 海外FX業者 → 海外FX業者が補填するため、投資家には一切負担がない
という違いがあるのです。
とくに海外FX業者でのCFD取引は、ハイレバレッジトレードが魅力となっています。ハイレバレッジトレードができるということは、相場の急変動時に口座残高がマイナスになりやすいということです。
相場が急変動しても、投資家は入金した資金以上の損失は被らない(リスクを限定できる)ことが、海外FX業者でCFD取引をする大きなメリットとなっています。
メリットその3.ボーナスが有効活用できる
海外FX業者では
- 口座開設ボーナス
- 入金ボーナス
などのサービスがあります。
入金ボーナス100%の海外FX業者に10万円入金した場合、20万円の証拠金でCFD取引が可能になるのです。
これも、海外FX業者でCFD取引ならではのメリットと言えます。
メリットその4.MT4/MT5(メタトレーダー)で通貨と同様にトレードできる
海外FX業者の場合は
- MT4/MT5(メタトレーダー)
を採用している業者がほとんどです。
CFD取引の商品も、FXの通貨ぺも、MT4/MT5(メタトレーダー)で同じようにトレードができるのです。
つまり、
- FX取引と同じインジケーター(テクニカル分析)
- FX取引と同じEA(自動売買ストラテジー)
を使って
- FX取引と同じトレードスタイルでトレードができるのです。
日本のFX業者の場合は
- FXトレード専用のトレードツール
- CFDトレード専用のトレードツール
が用意されているため、使い勝手に慣れるのにも、時間がかかりますし、手間も大きいのです。
メリットその5.スプレッドも狭い
GMOクリック証券
日経225のスプレッド:30円
です。
AXIORY
日経225のスプレッド:16円
です。
海外FX業者の方が、CFD取引のスプレッドが狭いケースが多いのです。
まとめ
海外FX業者でも、CFD取引が可能です。
海外FX業者のCFD取扱商品には
- 外国為替(通貨)
- 株式指数(株式指数先物)
- 外国株
- 商品(商品先物、金、銀、プラチナ、原油など)
- 仮想通貨
があり、国内CFD業者比較すると
- レバレッジが高い
- 追証がない・ゼロカットシステムがある
- 入金ボーナスがある
- MT4・MT5でFXと同じツールでトレードできる
- スプレッドが狭い
というメリットがあります。
CFD取引をするのであれば、国内CFD業者よりも、海外FX業者の方が有利にトレードができるのです。